郭 旻錫/著

京都大学学術出版会 2024.3 (プリミエ・コレクション)

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オーテピア高知図書館 2F一般 /121.6/カク/ 1112217557 一般   利用可

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館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
オーテピア高知図書館 1 0 1

資料詳細

タイトル 自己否定する主体
副書名 一九三〇年代「日本」と「朝鮮」の思想的媒介
叢書名 プリミエ・コレクション
著者 郭 旻錫 /著  
出版者 京都大学学術出版会
出版年 2024.3
ページ数 6,326p
大きさ 22cm
一般件名 日本思想-歴史 , 朝鮮思想-歴史 , 日本文学-歴史-昭和時代 , 朝鮮文学-歴史 , 日本-対外関係-朝鮮-歴史
NDC分類(9版) 121.6
内容紹介 近代日本思想と朝鮮思想の形成、展開を、帝国日本という時代的な特殊性に基づいて進められた運動として考察。「日本」や「朝鮮(韓国)」という概念や表象が、如何に相互影響の媒介過程で形成されていったのかを明らかにする。
ISBN 4-8140-0515-4

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序論 「帝国日本の思想」を捉える視座-「自己否定する主体」と「思想的媒介」について
第Ⅰ部「帝国日本の哲学」における自己否定的な民族認識
第1章 田辺元と朴鍾鴻-「帝国日本の哲学」における「否定」の磁場
第2章 「自己疎外態」としての民族-田辺元「種の論理」の再検討
第3章 「自己否定」による民族の模索-朴鍾鴻「ウリ」の哲学と三木清
第Ⅱ部 アイロニカルな批評の主体における自己否定性
第1章 帝国の不安、植民地の現実-一九三〇年代帝国日本における不安言説の越境について
第2章 「自己否定」としての「イロニー」、「イロニー」としての「日本」-保田與重郎における「朝鮮」と「日本」
第3章 崔載瑞の批評における「個性滅却」の思想と皇道主義
第Ⅲ部 帝国日本のモダニズム文学における「自己否定する主体」
第1章 横光利一における「朝鮮」の意味と李箱の対決意識
第2章 死を生きる主体の創出-川端康成における「朝鮮」の意味と「「死」の存在論」
第3章 価値の零度-李箱における「東京」の意味について
結論