松本 和也/著

ひつじ書房 2021.11 (ひつじ研究叢書)

所蔵

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 持禁区分 状態
オーテピア高知図書館 M3F書庫 /910.26/マツ/ 1111342323 一般   利用可

館別所蔵

館名 所蔵数 貸出中数 貸出可能数
オーテピア高知図書館 1 0 1

資料詳細

タイトル 文学と戦争
副書名 言説分析から考える昭和一〇年代の文学場
叢書名 ひつじ研究叢書
著者 松本 和也 /著  
出版者 ひつじ書房
出版年 2021.11
ページ数 11,578p
大きさ 22cm
一般件名 日本文学-歴史-昭和時代 , 日中戦争(1937~1945) , 太平洋戦争(1941~1945)
NDC分類(9版) 910.263
内容紹介 文学は戦争にどのように関わったのか。戦争に対する文学者の態度/葛藤は。膨大な同時代言説の分析から昭和10年代の多彩な文学シーンを浮かび上がらせ、複雑な文学活動-現象を実証的に論じる。
ISBN 4-8234-1103-8

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序 昭和一〇年代文学を考え直すために-研究対象・問題領域・方法論
第Ⅰ部 昭和一〇年代をみわたす
第1章 現在進行形の文学場の実況放送-文芸時評という装置の消長
第2章 純文学作家にとっての新聞小説-通俗性・芸術性・社会性
第3章 繰り返される<ヒューマニズム>ブーム-転位する意味内容
第4章 戦争の時代における詩的精神のゆくえ-立原道造「鮎の歌」を手がかりとして
第5章 日中戦争期に魯迅はどう読まれたか-追悼特集・全集刊行・小田嶽夫
第6章 「国民文学」とは何かを問うこと-文学場のインターフェイス
第Ⅱ部 昭和一〇年代前半の諸局面
第7章 横光利一「純粋小説論」の読み方-社会性という論点
第8章 文化工作-建設戦としての文学-上田廣「黄塵」
第9章 “道”を目指す武蔵/兵士/国民-吉川英治「宮本武蔵」
第10章 転向作家が書く満洲移民-徳永直「先遣隊」
第11章 日中戦争期における中国現代文学の翻訳-林語堂Moment in Peking
第12章 可視化された文化統制-文芸雑誌『新風』をめぐる軌跡/言説
第Ⅲ部 昭和一〇年代後半の諸局面
第13章 戦時下に文学の「非力」を語ること-高見順「文学非力説」
第14章 太平洋戦争の感動を書く新しい私小説-太宰治「新郎」・丹羽文雄「海戦」
第15章 太平洋戦争開戦を振り返る新聞小説-岩田豊雄「海軍」
第16章 帰還した南方徴用作家はどう読まれたか-尾崎士郎「朝暮兵」・火野葦平「敵将軍」
第17章 移動演劇の作劇術-岸田國士「かへらじと」
第18章 文学者はアッツ島玉砕をどう言語化したか-韻文・散文・太宰治「散華」
結 課題と展望