宮原 一成/著

開文社出版 2017.10

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資料詳細

タイトル ウィリアム・ゴールディングの読者
著者 宮原 一成 /著  
出版者 開文社出版
出版年 2017.10
ページ数 6,400p
大きさ 21cm
NDC分類(9版) 930.278
内容紹介 英国人作家ウィリアム・ゴールディングの小説作品を考察。ゴールディングが過剰なまでに意識した<読むこと><読まれること>に対する問題意識のありようを、彼が作家生活を送った時代の文脈に置いて検討する。
ISBN 4-87571-089-9

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
序 読ませる、読まれる、読まされる-再読するゴールディング
第一章 『蠅の王』における読者の拘束-<むき出しの人>を読ませるために
第二章 『後継者たち』に見る断絶と架け橋-読ませるための拘束と受け入れ
第三章 読者が捨てきれない/読者に捨てさせない-『ピンチャー・マーティン』における意味の標識
第四章 読み書きの時間-『自由落下』における書く行為の純粋持続と読む行為
第五章 読ませるゴールディングから読まれるゴールディングへ-転機とその後
第六章 『尖塔』における読み手の自負と偏見、そしてその教化
第七章 『ピラミッド』の非倫理的な読み手から学ぶ<読むことの倫理>
第八章 <一>を目指す<二>-『可視の闇』に見る複製と復元願望としての解釈行為
第九章 読み手の革命の貧弱さ-ジェイムズ・コリーの手紙から読む『通過儀礼』
第一〇章 白紙から読む『ペーパー・メン』-<作者の死>が死なせたもの
第一一章 「雪の平原」としてのエジプト-自らを読み直すゴールディング
第一二章 『海洋三部作』に見る<信頼できる語り手>と<読んで書くことの魔性>
第一三章 『蠅の王』とビルとビル・ゴールディング
結び 知られざる神<読魔>との遭遇体験を読者へ