大浦 康介/編

水声社 2017.6

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資料詳細

タイトル 日本の文学理論
副書名 アンソロジー
著者 大浦 康介 /編  
出版者 水声社
出版年 2017.6
ページ数 466p
大きさ 22cm
一般件名 文学
NDC分類(9版) 901
内容紹介 近代日本において文学理論はどのように展開したか? 明治期以降の日本を代表する作家、思想家等、41名の文学理論に関するテクストを、小説論、フィクション論等、8つの側面から精選し、気鋭の研究者たちによる解説を付す。
ISBN 4-8010-0240-1

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
概説 大浦/康介/著 21-28
小説の主脳は人情なり 坪内/逍遙/著 29-33
直ぐ人生の隣りにゐる 廣津/和郎/著 34-38
私小説しか信用が置けない 久米/正雄/著 39-42
内なる声と仮装 伊藤/整/著 43-47
炭取が廻る 三島/由紀夫/著 48-52
情念の深層に働きかける 古井/由吉/著 53-56
概説 久保/昭博/著 59-66
実際の有のままを写す 正岡/子規/著 67-70
写生趣味と空想趣味 高濱/虚子/著 71-73
描写はペインテングである 田山/花袋/著 74-77
描写の気分 徳田/秋聲/著 78-81
一元的描写 岩野/泡鳴/著 82-85
客観的共感性への不信 高見/順/著 86-89
概説 河田/学/著 93-100
貴種流離の物語 折口/信夫/著 101-105
天上から下界を見下ろすやうな態度 生田/長江/著 106-109
無人称の語り手 亀井/秀雄/著 110-114
はなし・かたり・うた 坂部/恵/著 115-118
ツリー・モデルからデータベース・モデルへ 東/浩紀/著 119-123
概説 岩松/正洋/著 127-134
詩と非詩との識域 萩原/朔太郎/著 135-138
指示表出と自己表出としての文学作品 吉本/隆明/著 139-142
作品を「作品」であると保証する客観的な特徴はありうるか 入沢/康夫/著 143-148
七五調は四拍子 別宮/貞徳/著 149-153
換喩と提喩との違い 佐藤/信夫/著 154-158
詩的レトリックは言語の規範性に対する違犯の関係である 北川/透/著 159-163
概説 飯島/洋/著 167-175
歴史の「自然」から脱する 森/鷗外/著 176-180
エゴの確立と小説 伊藤/整/著 181-184
媒介された現実としてのフィクション 丸山/眞男/著 185-188
現実に「主人公」という人物は存在しない 筒井/康隆/著 189-193
小説言語を弁別する虚構記号 野口/武彦/著 194-198
フィクション性の根源はコンテクストの違いにある 外山/滋比古/著 199-203
概説 岩松/正洋/著 207-214
作品は作者の意識の如何に頓着なく、客観的な価値の対象となる 片上/伸/著 215-218
群は作者であり作者はただその慧敏なる代表者に過ぎなかつた 柳田/國男/著 219-224
文学消費者を本位とする文学観 大熊/信行/著 225-229
読者の主体的補充 外山/滋比古/著 230-233
大衆小説においては「観念共感」の比重はより大きい 桑原/武夫/著 234-238
<趣向>の優劣のみが作品の判断基準となる可能性 大塚/英志/著 239-243
概説 菊地/暁/著 247-255
形象と展開 土居/光知/著 256-259
何事も発生学風に研究して行くことであります 折口/信夫/著 260-263
文学の歴史を貫くものを、ことばによる想像の<開拓性>あるいは<創造性>とみたい 益田/勝実/著 264-267
物語は放逐されるべきモノの語りである 兵藤/裕己/著 268-271
フルコトとモノガタリ 藤井/貞和/著 272-275
概説 大浦/康介/著 279-287
文学的内容の形式は(F+f)なり 夏目/漱石/著 288-291
言語による存在の表現それ自身 九鬼/周造/著 292-295
形象と情調の複合体 岡崎/義惠/著 296-300
特殊な存在の裏に普遍的な本質をみる 加藤/周一/著 301-303
文学はイデオロギーを形成する 桑原/武夫/著 304-307
「文学入門」という商品 岩松/正洋/ほか著 311-328
日本近代文学と「ジャンル」論 岩松/正洋/著 329-335
ふたつの「第二芸術」論と詩歌 岩松/正洋/著 336-349
中国文学理論の日本への影響 永田/知之/著 350-365
欧米における私小説研究 ホルカ・イリナ/著 366-380
美学から見た日本文学 近藤/秀樹/著 381-396
日本の演劇理論 中筋/朋/著 397-411
日本の映画理論 小川/佐和子/著 412-424