渡邉 克昭/著

大阪大学出版会 2016.1

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オーテピア高知図書館 M3F書庫 /930.29/ワタ/ 1108256965 一般   利用可

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資料詳細

タイトル 楽園に死す
副書名 アメリカ的想像力と<死>のアポリア
著者 渡邉 克昭 /著  
出版者 大阪大学出版会
出版年 2016.1
ページ数 13,494,52p
大きさ 22cm
一般件名 アメリカ文学 , 生と死
NDC分類(9版) 930.29
内容紹介 ソール・ベロー、ジョン・バースら現代アメリカ作家たちが楽園に埋もれた<死>のアポリアとどのように向き合い、そこからいかなるテクストを紡いできたか、<死>をめぐるアメリカ的想像力のしなやかな応答を浮き彫りにする。
ISBN 4-87259-509-3

内容一覧

タイトル 著者名 ページ
はじめに <死>をめぐるアポリア-「共和国の亡霊」
序章 開かない扉、届かない手紙
Ⅰ 喪服の似合うベロー
第一章 この<死>を摑め-『この日を摑め』のパルマコン、タムキン
第二章 老人をして死者を葬らせよ-『サムラー氏の惑星』における「盲者の記憶」
第三章 贈与の死、<死>の贈与-蘇る『フンボルトの贈り物』
第四章 「重ね書き」される身体-『学生部長の一二月』における喪のエクリチュール
Ⅱ メタフィクショナルな「亡霊」の旅-バース、パワーズ、エリクソン
第五章 「神話」仕掛けのアダム-楽園の『旅路の果て』
第六章 <不死>の迷宮にて-「夜の海の旅」から『びっくりハウスの迷い子』へ
第七章 複製という名の「亡霊」-<死>の『舞踏会へ向かう三人の農夫』
第八章 ホブズタウンより愛をこめて-『囚人のジレンマ』における「爆心地」への旅
第九章 Zの悲劇-浮浪者の『黒い時計の旅』
Ⅲ デリーロと「スペクタクルの日常」
第十章 広告の詩学/死学-差異と反復の『アメリカーナ』
第十一章 <死>がメディアと交わるところ-ノイズから『ホワイト・ノイズ』へ
第十二章 シミュラークルの暗殺-『リブラ』の「亡霊」、オズワルド
第十三章 内破する未来へようこそ-九・一一・『マオⅡ』・「コークⅡ」
Ⅳ 逆光のアメリカン・サブライム
第十四章 廃物のアウラと世紀末-封じ込められざる冷戦の『アンダーワールド』
第十五章 蘇る標的-「撃つ/写す」の『アンダーワールド』
第十六章 敗北の「鬼」を抱きしめて-『アンダーワールド』における名づけのアポリア
Ⅴ <死>の時間、時間の<死>
第十七章 喪の身体-『ボディ・アーティスト』における時と消滅の技法
第十八章 「崇高」という病-「享楽」の『コズモポリス』横断
第十九章 九・一一と「灰」のエクリチュール-『フォーリングマン』における“nots”の亡霊
第二十章 時の砂漠-惑星思考の『ポイント・オメガ』
終章 シネマの旅路の果て-「もの食わぬ人」における「時間イメージ」
結論 楽園のこちら側-<死>が滞留するところ